本書のタイトル「セックスの女神が降りてくる」は、セックスで悩む女性やカップル達が幸せになれるように願いを込めて付けました。
そして本書はセックスについて真剣に向き合った真面目な本です。
セックスはもっとも濃厚な愛情確認の手段です。
相手の心を自分だけで埋め尽くしたい、奪いたい、欲しいという感情を全身で表現し、そして相手の思いを確認するのです。
多くの女性にとってセックスは、いくつになっても自分の欲求を満足させる以前に「愛されていることを確認する行為」になります。
むしろ、若い女性よりもいまの四十代、五十代の女性たちのほうがロマンチストで、セックスのべースには必ず愛がなければならないという意識を持っています。
女性に性欲があるのは自然なことです。そして三十代、四十代は、女性が最も性的に充実する時期です。
そのいちばんの女ざかりをどうか大切にしていただきたいのです。
そして、人知れずこうした思いに苦しんでいる女性が、現実にはとても多いのを、ぜひ知っておいていただきたいと思います。
セックスレスな人もいれば、変わった性癖の人もいる。それはそれで受け入れたうえで、「自分にとって最も心地よく、やすらげる」セックスを見つけ出していくことが、いまこそ必要なのではないでしょうか。
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